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1983年7月9日に公開された、テレビ版を編集して新作カットを加えた劇場版。配給は松竹、併映は高橋良輔監督の『ドキュメント 太陽の牙ダグラム』、『チョロQダグラム』。当初から併映前提で制作され、上映時間が90分以内という制約があったため、主要な物語を詰め込む総集編とせず、楽屋落ちを織り込んだ回想形式の作品となった。セル塗りを途中で止め、あえて動画を直接撮影したシーンに、「これが動撮だ!間に合わないとこうなっちゃう」とテロップが入れられた部分もあった。また、ラストはエルチとジロンを中心に皆が走るところまでは一緒だが、死亡したと思われたアーサー・ランクが登場し、失明したエルチに対して治療を申し出るというものになっている。この改変について富野は「誰も死なない作品」とするとの決定の元に制作されたこともあり、「TV版でのアーサーの死とエルチの失明が、作品全体のムードに対して後味の悪い物として心に引っかかっていたため」とコメントしている。

『野ばらのジュリー』『巴里のイザベル』に続いて放送された「キリン名曲ロマン劇場」の第3作で、本作は“アメリカ民謡の父”とされる大作曲家フォスターの曲をテーマとした。南北戦争当時を背景に、大農園の娘ジェニーが孤児たちと力を合わせて生きていく様を描く。アメリカ南部にあるバージニア州の大農場園。このリード家の美しき金髪を持つ末っ子ジェニーが15歳に成長するのと前後し、南北戦争が始まった。だがそんな中でも父ジェームスは南北両陣営と取引して利潤を得ようと奔走。これを許せなかったジェニーは戦地へ向かい、亡き母が密かにやっていた孤児救済を引き継ぎつつ、北軍兵士の救護に励むのだった。本作の製作はダックス・インターナショナルが担当。同社は元・日活の映画監督である丹野雄二が興した製作会社だった。